2021.4.20 火曜日

【CBDによるターミナルケア症例】ブリタニースパニエル ニライちゃん(14歳炎症性乳がん)

CBD製品は、闘病によるストレスや痛みを取り除くことができるため、ターミナルケアにも多くの方にお使いいただいています。

先日、愛犬ニライちゃんを14歳で亡くされた飼い主N様のご許可を頂きまして、ニライちゃんの病歴〜闘病〜CBD摂取についてのレポートを頂きましたので、ここに掲載いたします。

シニア犬と暮らす方、愛犬の闘病介護をされている方のご参考になりましたら幸いです。

これまで猟犬として、元気に相棒カナイちゃんといっしょに山を駆け回っていたニライちゃん。

 

 

 

 

 

虹の橋を渡る日、それまで食べられない、立ち上がれない、歩けない状態だったニライちゃんは、奇跡的に大好きな車でいつもいっていた公園に行き、公園を歩き、水を飲み、ご家族と最後の時間を過ごすことができたそうです。

 

犬種:ブリタニースパニエル
名前:ニライ
体重:18kg(開始時)
年齢:14歳
未避妊:出産あり2008.12.1

2020.9.22死去

●服用していた薬と病歴
2018年4月:※エナカルド5mg(心臓弁膜症) 、熱い日に山でゼーゼーと座り込む。心臓に雑音、日常生活には支 障ないが出猟などの激しい運動は様子を見てとの診断
2018年8月:ドイツ動物自然療法、組織細胞療法、細胞剤注射開始
2020年3月:炎症性乳がん発症/ステロイド処方
2020年9月:たかくら新産業のtreatiblesオーガニックヘンプオイル使用開始

●乳がん診断から虹の橋を渡るまで
2016年5月頃: 複数の小さい乳腺種を確認、6月に小豆大の物を5,6箇所切除し、うち2ヵ所病 理検査に出す、
<結果>
・左側乳腺腫瘤:単純腺癌、低悪性度
・右側乳腺腫瘤:複合腺腫 様子を見て大きくなっていくようであれば乳腺切除の方針を決める
2018年6月: 左胸にブヨブヨのしこりが出来、検査結果は乳腺炎。古くなったお乳がたまっているとのこと、抱っこするとキャン!と鳴くので痛みもありその下に乳腺腫 があるということなので切除手術を決める全身麻酔で左乳腺と脂肪腫、右乳腺の一部切除
2020年3月(余命3~4か月宣告) 毎月受診していたがいきなり腫瘍が大きくなり、いくつか腫瘍がつぶれて膿が 出ているような形態。診断は「炎症性乳がん」乳がんの中でも最悪のもので手術しても傷口は塞がらず、痛みも伴う為、苦しいようであれば安楽死も選択肢 に入れるべきとの診断。先生に頼み込んで聞き出した余命は約3~4か月。 残した乳腺を早い時期に切除すればよかったと悔やむが、今後のことを考えようと家族会議をし、年齢は13歳、手術や抗がん剤はせず、ステロイドのみで痛みを取り除き、家で皆で看取ることに。そして毎日笑顔も見せてあげることを決める。

●看取りの介護
処方はステロイドのみ。 医師から伝えられた通り、炎症性乳がんは辛い介護になりました。
腫瘍が広がり、その腫瘍はジクジク膿み、痛みを伴うので抱っこでも「キャ ン!」と痛がります。
湿布し包帯をお腹に巻きますが、取り換えるときは傷口 に張り付いている包帯を剥がすので痛みます。
苦肉の策で人間用の「傷ドライ」を使ってみたりしましたが一時だけの緩和で した。

●CBDとの出会い(たかくら新産業のtreatiblesオーガニックヘンプオイルを使用)
そんな時、心配してくれた友人からたかくら新産業のtreatiblesオーガニックヘンプオイルを紹介して貰いました。
最初は大麻と聞き驚きましたが人間でも末期がんの方の症状緩和に使うことは 知っていたので、ニライの化膿の痛みが少しでも楽になるのならと 紹介して頂き、オイルの詳しい成分、実際にご自身の愛犬に使用された時のお話しを伺い、是非ニライに使うべきと思いました。
早速購入し、容器の蓋についているスポイトでニライは半分くらい(詳し いmlは失念)を既にケロイド状になった胸の一部に垂らし、残りは歯茎にしみ こませるように使いました。
ココナッツオイルべースなので口に垂らすこともニライは抵抗なく受け入れ、 化膿した部分に使用しても痛みがなく、傷をオイルが覆ってくれるので湿布の交換も数倍負担が減りました。
リラックス効果からよく眠るようになり体力の回 復にも役立ちました。
2ヵ月ほど使用し、癌が無情にも進行し、食べることも立つことも難しくなり、 ニライは9月22日に家族に見守られて虹の橋を渡りました。
振り返ると、薬では対応できない状況だった末期癌闘病中、CBDオイルを使用できたことでニライの痛みや不安の緩和、私たちの「何かしてやれることがで きる」という気持ちの置き所も作ってくれました。とても感謝しています。