2021.7.28 水曜日

CBDを動物医療に! 吉田昌則獣医師

すでにCBDを動物医療にとり入れて頂いている獣医師の先生に、その理由をお聞きしました。

お話を聞いた獣医師の先生:
吉田 昌則 獣医師

ひだまり動物病院(犬猫皮膚の診療室)
日本獣医皮膚科学会認定医/ 東京動物専門学校非常勤講師
2000年    東京農工大学獣医学科 卒業
2002年    東京農工大学内科 研究生
2007~2012年 東京農工大学動物医療センター 皮膚科Ⅱ種研修医
趣味は
・お城めぐり
・珍しい名字の飼い主さんに、ご先祖について尋ねる

CBDを導入されたきっかけ、またどうやってお知りになられましたか?

アニマルCBD研究会の監修をされている茂木千恵先生からのご紹介で知りました。

どういった症例に効果があることを期待されて導入されましたか?

アレルギー性皮膚炎に対して使用する免疫抑制剤の減量を期待して使用しています。

実際に導入されて効果があるという症例はどんな症例ですか?

アレルギー性皮膚炎の70%前後には何かしらの効果が認められる印象があります。
特に発症初期の症例には特に効果があると思われます。

導入されて患畜の飼い主さんの反応はどうですか?

効果が認められた症例の飼い主はとても満足度が高く、そのまま継続して使用する場合がほとんどです。

CBDを使った治療をホームページなどで告知されていますか?

告知させて頂いています。

「犬アトピー性皮膚炎は体質が原因なので、基本的には完全に治ることはありませんので、治療期間が10年以上になることもしばしばあります。そのため、免疫抑制剤を中心とした治療を選択した場合、長期間の内服による副作用の危険を常に考慮する必要があります。

そこで、少しでも内服薬の投与量を減らせないかと思って最近使い始めたのがカンナビジオール(CBD)です。

カンナビジオール(CBD)は植物の麻の茎や種に含まれている成分で、人間ではカンナビジオール(CBD)が皮膚の炎症反応を減らす効果があるんではないかと言われています。しかもカンナビジオール(CBD)の使用による副作用の危険はかなり低いとも考えられています。
ちなみに、麻の葉の方に含まれている成分はテトラヒドロカンナビノール(THC)という全く別物の、いわゆる麻薬なので日本では禁止です。
よく心配されるのですが、カンナビジオール(CBD)は100%合法ですので安心してください。

それでは実際に、重度の犬アトピー性皮膚炎で長年にわたってステロイド剤を内服しているが皮膚病が改善しないというゴールデン・レトリバーの女の子に対して、カンナビジオール(CBD)で治療した時の写真を紹介します。」

▼実際の症例写真はこちら
カンナビジオール(CBD) | 犬猫皮膚の診療室 (xrea.com)