2023.12.1 金曜日
【症例】夜鳴き、夜間徘徊、旋回行動
【犬におけるCBDトリーツの効果:17歳と16歳のトイプードルのケーススタディ】
本報告は、17歳と16歳の去勢されたオスのトイプードルに対するCBDトリーツ(Treatibles社製)の使用経過についてです。この二匹の犬は、体重がそれぞれ約2.5kgで、夜鳴き、夜間徘徊、および旋回行動という行動異常を示していました。
使用したCBDトリーツ:
製品:Treatibles社ハードチュウCBDトリーツ
用量:1日2回、朝に1mg、夜に2mg
症状と治療前の状態:
主訴:夜鳴き、夜間徘徊、旋回行動
初期診断:軽度の貧血と腎機能低下(血液検査による)
治療後の経過:
2週間後:夜鳴きの軽減、旋回行動の頻度と持続時間の減少。食欲は良好を維持。
4週間後:血液検査において、血球数と腎機能に変化なし。引き続き軽度の貧血と腎機能の低下を認めるが、CBD使用による既往症の悪化は見られず。
結論:
この症例では、Treatibles社製CBDトリーツの使用が、高齢のトイプードルの夜鳴きと行動異常に対して有効であったことが示されました。CBDトリーツの使用による既往症の悪化は認められず、安全性の面でも問題は見られませんでした。ただし、これは特定の症例における観察であり、広範な使用にはさらなる研究と慎重な検討が必要です。