2023.12.1 金曜日

【症例報告】分離不安を抱える保護犬の改善事例

【分離不安を抱える保護犬の改善事例:1歳のラブラドールにおけるCBDソフトチュウの効果】

本報告では、1歳の避妊手術済みメスのラブラドール(保護犬)に関する症例を紹介します。
この犬は、新しい飼い主宅に引き取られてから2週間後に、飼い主に対する執拗な付きまといや、飼い主との分離時のパニック様興奮を呈するという問題行動を示しました。これらの行動は分離不安の一症状と診断されました。

使用したCBD製品:
製品:Treatibles社ソフトチュウ Carm(スイートポテト味)
用量:飼い主が就寝する前に4粒
治療後の経過:
20分後:ソフトチュウ摂取後、犬は落ち着きを見せ始め、横になって眠りについた。
ソフトチュウ非使用時:飼い主不在時の徘徊や過剰咆哮などの行動は依然として見られた。
結論:
この症例において、Treatibles社のCBDソフトチュウは、分離不安による問題行動を抱える若いラブラドールに対して、飼い主との分離時に落ち着かせる効果を示しました。しかし、ソフトチュウを与えない場合の行動は改善されなかったことから、CBD製品は対症療法としては有用であっても、行動改善のための継続的なトレーニングや他の治療法と組み合わせることが推奨されます。