2023.12.1 金曜日

【症例報告】特発性てんかんを抱えるレークランドテリア

【特発性てんかんを抱えるレークランドテリアの治療経過】

この記事では、5歳の去勢オスのレークランドテリアにおけるてんかん治療の事例を紹介します。
この犬は4歳の時に初めててんかん発作を経験し、MRI検査により特発性てんかんと診断されました。
発作の間隔は約50日であり、従来の治療法(抗てんかん薬ゾニサミド服用)に加えて、CBDを含有する製品が使用されました。

使用した製品と治療法:
Treatibles社ヘンプオイル:1.4mg/kg/day
Mary’sジェルペン:就寝前に両耳に1プッシュ塗布
治療後の経過:
ヘンプオイル使用後:発作間隔が約54日に延長し、発作の持続時間が短縮。
ジェルペン併用後:発作が再発せず、無発作の状態が1000日を超えた。
結論:
この症例報告は、特発性てんかんを患うレークランドテリアにおいて、CBD製品が発作間隔の延長と発作の持続時間の短縮に寄与したことを示しています。特にMary’sジェルペンの併用使用は、てんかん発作を抑制し、長期間にわたる無発作状態を達成する効果があったことが示されました。この成果は、てんかん管理における代替治療法としてCBD製品の有用性を示唆しています。